【あらいぶ防災通信⑩】要注意!!間違いやすい道路標識
道路標識を間違って理解していたり、運転中に標識を見落としたりすると、交通違反や交通事故の原因となる可能性があります。本日は間違いやすい道路標識について再度確認していきたいと思います。
①幅員減少と車線数減少
左は「幅員減少(ふくいんげんしょう)」の警戒標識で、イラストの通り「この先、道幅が狭くなる」という意味です。一方、右は「車線数減少」で「この先、車線数が減る」という意味で、中央の点線は車線数を意味します。
知らない道路を走っていて、急に車線数が減ってしまいヒヤリとしたことはありませんか?この標識を確認すればそのような危険も回避できますね!
②進行方向に関する道路標識
左から「一方通行」、「左折可」の2種類があります。この2つは見分けるのが難しいです。 特に「一方通行」は知らずに逆走行してしまうと危険なので要注意です!
また左の2つの「指定方向外進行禁止」と「進行方向別通行区分」は名前も似ており、間違えやすい道路標識です。
「指定方向外進行禁止」は車は矢印の方向以外へは進行できません。「進行方向別通行区分」は交差点で進行する方向別の通行区分を示します。
③通行止、進入禁止、駐車禁止の規制標識
「通行止」の標識は色々な種類があります。上記一番左の「通行止」は車両以外の歩行者なども通行止めであることを意味しますが、赤い円形に斜線が入った「車両通行止」は車両のみが通行止めとなります。
真ん中の横向きに白いラインが入った「車両進入禁止」も意味が似ていますが、こちらは一方通行の道路などに表示されるものです。通行すること自体が禁止なのではなく、「特定の方向からの進入」が禁止されていることを意味します。
一番右の「駐車禁止」の区域では「停車」にあたる行為は禁止されていませんが、×印になると「駐停車禁止」の区域を意味し、停車も禁止されています。
余談ですが、「駐車禁止」違反の罰則は1点減点10,000円の罰金であるのに対し、「駐停車禁止」違反の罰則は2点減点の12,000円罰金と罪が重くなります。
自動車の運転にはさまざまなリスクが伴います。間違いやすい道路標識の種類や意味を再度理解していただいて、特に注意が必要なポイントなどを正しく理解し安全運転を心がけていただけると幸いです。
保険あらいぶ防災通信でした。