【保険あらいぶ防災通信㉑スタッドレスタイヤはいつまで使える?知っておきたいタイヤの事】

保険あらいぶ 美濃関支店の広報を担当しております福徳です。

今月初旬、今年最大の寒波が到来し、弊社のある美濃加茂市、美濃市共に積雪や路面凍結が多くの道路で見受けられました。

また来週も同様の寒波がやってくる見通しといわれており、まだまだ雪が降る可能性が十分にある為、引き続き注意が必要です。

そういえば昨年の秋頃カメムシが大量発生しましたが、「カメムシが大量発生する時は厳冬、大雪説」という事をお客様から聞いたことがあります。まさしく虫の報せですね。

そんな雪の路面を自動車で走行する際に欠かせないのがスタッドレスタイヤ。降雪エリアの皆様はほぼ装着されていらっしゃると思いますが、寿命がどれ位か基準等ご存じでしょうか?

今回はスタッドレスタイヤの夏用タイヤとの違いや交換時期の基準等、今一度おさらいしてみましょう。

まずは新品時のスタッドレスタイヤの溝ですが、夏用タイヤが約8mmなのに対してスタッドレスタイヤは約10mmが新品時の厚みと言われております。

これは雪道でも安定して走行できるように、設置面積も大きくなるように作られている為です。

では新品時から交換までの基準として何mmまで溝が少なくなったら交換を検討しなければいけないか確認していきましょう。

法令で定められている、言わば【これを下回ったら車検が通らない、この状態で走行すると法令違反になる】という基準から。

下記の表のとおりとなります。

多くの場合、1.6mmを下回った場合で法令違反となると覚えておくと良いかと思います。

ちなみに1.6mmを下回った状態で走行すると整備不良車両となり、交通違反で2点加点と6000円~12000円罰金が科せられるので注意しましょう。

タイヤにはスリップサインと呼ばれるものがあり、下図のようにタイヤの溝が途切れるようになったら1.6mmを下回っている可能性が高いので、交換を行うようにしましょう。

※実際の商品でのスリップサインの位置は三角マークの延長線上の位置から多少ずれる場合があります。

ここまでは夏用タイヤと共通した摩耗の値になります。

そして、スタッドレスタイヤ特有の摩耗限度として、新品の50%以上摩耗が進むと性能が大幅に低下すると言われています。

その為、夏タイヤと同様1.6mmを知らせるスリップサインとは別に、50%摩耗したかどうか判別できるプラットフォームと呼ばれる突起があります。

タイヤの横面に90度ずつの感覚で矢印があり、そこを辿ってタイヤ溝を確認すると写真のように交換時期に来ているかわかるので一度確認してみるのも良いかもしれません。

今年もまだまだスタッドレスタイヤを使って走る方は多いと思いますので、これを機に現状のタイヤ状況を確認し、今摩耗が限界にきていないか、来年も引き続き今のタイヤで大丈夫かしっかり確認して雪道での交通事故を防いでいきましょう!

そして気を付けてはいたものの事故やトラブルが起きてしまった。。。そんな時は遠慮なく弊社担当者までご連絡下さい!

以上、保険あらいぶ美濃関の福徳でした。