【保険あらいぶ防災通信⑳】ロービーム・ハイビーム、正しく使いこなせていますか?
いつもお世話になっております。
保険あらいぶ 美濃関支店の広報を担当しております福徳です。
近頃は寒さがより一層募って参りました、皆様体調はいかがでしょうか?
冬の季節は日照時間が少なく、薄暮時間帯(日の入り時刻の前後1時間)が丁度夕食準備の買い物や子供の帰宅の時間帯と重なり、歩行者への一層の注意が必要となります。
視界が悪くなる薄暮から夜間にかけての運転で欠かせないのがヘッドライト。
今回はそんなヘッドライトの使い方と重要性についてのお話になります。
薄暮時間帯における死亡事故発生状況
警察庁の令和元年から令和5年の5年間における死亡事故発生状況の分析結果によりますと、
・ 日の入り時刻と重なる17時台から19時台に多く発生していること
・ 薄暮時間帯には、自動車と歩行者が衝突する事故が最も多く発生しており、 事故類型別では、横断中が約8割を占めていること
・ 横断場所の内訳では、横断歩道以外での発生が約7割で、横断歩道以外の横断における歩行者の約7割に法令違反があることなどが明らかとなりました。



出典:警察庁「薄暮時間帯における交通事故防止」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/hakubo.html
このような結果となる主な原因は、周囲の視界が徐々に悪くなり、自動車や自転車、歩行者 などの発見がお互いに遅れること、距離や速度が分かりにくくなること、などが挙げられます。
従って、ヘッドライトの早め点灯が重要になってくるという事ですね!
ロービームとハイビーム
薄暮時間帯の事故を防ぐためのヘッドライトですが、タイトルにある通り、正しい使い方が法令で定められているという事をご存じでしょうか?
道路交通法によると、「夜間走行時は交通量の多い市街地などを除きハイビームが基本ですが、対向車や前走車が存在する場合にはロービームを使用すること」とされています。
そもそも法令上ロービームは「すれ違い用前照灯」、ハイビームは「走行用前照灯」と呼ぶため、法令上ではハイビーム走行が基本という事になるという事になります。
しかし、ハイビームつけっぱなしでの眩しさにより、周囲の自動車等の発見が遅れ事故に繋がったケースも散見されておりますので、上記の通り交通状況によって切替を行いましょう。
最近は対向車を検知すると自動でロービームに切り替えてくれる「オートハイビーム」や対向車の部分だけ照光範囲を自動で抑制するADB(Adaptive Driving Beam System:アダプティブ・ドライビング・ビーム)という機能も普及されております。
ご興味ある方は一度ご自身の車にどんな機能が付いているか、また使い方について確認してみるのも良いかと思います。

いかがでしたでしょうか?
今回はヘッドライトについてご紹介させて頂きました。
まだまだ雪が降ったり、日が短い季節が続きますので車の運転は十分にお気を付けて。
また事故等が会った際は遠慮なく弊社担当者までご連絡下さい!
以上、保険あらいぶ美濃関の福徳でした。